「防刃」という言葉を聞いて、なんとなく「刃物に強い」「ナイフや包丁で切れない」というイメージを持つ人は多いです。しかし、具体的な強度についてご存知の方は少ないでしょう。
そこでこちらでは、防刃手袋や防刃ベストの「強度」「耐切創レベル」「選び方」について解説します。
「防刃手袋」や「防刃ベスト」などは、刃物を防ぐ事を目的とした製品の事を言います。防刃製品は、「耐切創性」に優れており、一般的な刃物では簡単に切断する事はできません。
その強度の秘密として、使用されている素材が挙げられます。一般的な防刃製品には「アラミド繊維」や「高分子ポリエチレン系繊維」などの特殊な素材が使用されており、その強度はなんと「鉄」よりも丈夫なのです。
また、使用実績としては警察官が防護用の装備として採用しているほどであり、刃物に対する防御能力が高い事をうかがわせます。ただし、防刃製品によっては切創には強くても「突く」事には耐えきれないものが含まれていますので注意が必要です。
「耐切創レベル」とは、その製品の耐切創性の評価を数字で表示したものです。要するに「どれだけ切断が難しいか?」「どれだけ刃物に強いか?」という事を、数字でわかりやすく表示しています。
耐切創レベルの評価の基準は、試験片を測定台に固定して試験用の回転刃に一定の荷重をかけて、試験片の上を何往復すれば切断(貫通)できるかによって決まります。耐切創レベルは0〜5の6段階(及び参照不可で「☓(バツ)」)で表示されます。最大評価である「5」の場合、上記の判定において20往復以上しないと切断に至らないほどの耐切創性を保有している事になります。
なお、一般的な軍手は1〜2往復で切断できると考えられるため、耐切レベルが高い製品がいかに刃物に強いか理解できます。
防刃手袋や防刃ベストを選ぶ際には、前述の「耐切創レベル」が判断基準の一つとなります。
防刃製品に使われている素材は、一定の力を込めて数回往復すれば切断できてしまいます。つまり、防刃製品でも使い方次第では切断・貫通し、使用者は怪我をしてしまいます。そのリスクを最小限にするために、耐切創レベルの高い防刃手袋を使用する必要があるのです。
他の見極めポイントとして、「突刺し抵抗」が挙げられます。こちらは貫通に耐えられる程度を数字で表示したものであり、耐切創レベルと同様に数字が大きいほど高い耐性を持っている製品であるという事です。
あとは、使用者の用途に合わせた製品選びを心がけてください。用途に合わない製品を選ぶと、怪我や事故の原因になります。
一口に「防刃製品」と言っても、様々な違いがあります。耐切創レベルなどを参考にするのはもちろん、使用者に合った製品選びをする事が、事故や怪我を防止する最大の近道となります。
TASKMATEでは、防刃ベスト(チョッキ)や防刃手袋のほか、インナーやアームガード、リストガード、ネックガードを販売しています。従来の耐切創糸に比べて2倍以上の強度を持つ繊維「CYGUS」を使用しているため、警備現場や工場現場などあらゆる場所でお使い頂けます。製品に関する詳細が知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください。
会社名 | 株式会社TASKMATE |
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創業 | 2017年1月5日 |
設立 | 2018年4月24日 |
住所 | 〒607-8465 京都府京都市山科区上花山坂尻19−36 |
TEL | 075-595-4358 |
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URL | https://www.taskmate.jp |
代表メール | info@taskmate.jp |
代表者氏名 | 代表取締役 今井 啓詞 |
事業内容 |
・海外製品の輸入および販売業 潤滑油、離型剤、洗浄剤、その他化成品 繊維関連製品 ・国内製品の輸出業 金属加工品、産業機械、繊維関連製品 ・国内製品の卸売り業 ・オリジナル製品の設計、製作、販売 |