NPT手順書
この手順書はベースのもので、 各状況に応じてパージしてください。
<スルー・パージ>
色変更、メンテナンス予防、樹脂の形成がひどくないと思われる状況での樹脂変更の際に、このスルーパージを使用してください。
1.全ての樹脂を排出して空にして機械を止めて下さい。
2.NPTを直接機械のスロートに入れて下さい。バレル容量の1.5倍が目安
3.機械を通常の温度、圧力、サイクルスピードで動かして下さい
4.バレル温度が204℃を超えた場合、パージされるものに黒いすじのようなものを確認できるでしょう。これは通常で、洗浄途中と思って下さい。パージされたものは廃棄してください。
5.NPTが出なくなったら、HDPEもしくは次に使用する樹脂で残留物を綺麗にして下さい。
6.バレル温度は次の樹脂の安全な作動範囲で落ちるのを確認してください。
<短時間滞留>
バレルに不本意な樹脂が残っていたり、頑固な樹脂やカーボン残留物が残っている場合、短時間滞留を進めて下さい。
1.機械を動かして樹脂を空にして機械を止めて下さい。
2.ノズルとフロント部分の温度を10℃まで上げて下さい。樹脂の安全温度を超えないようにして下さい。NPTを直接機械のスロートに入れて下さい。バレル容量の1.5倍が目安
3.ノズルから剤が出るまでシステムを動かして下さい。スクリューを止めて5-10分ソークして下さい。
4.HDPEもしくは次の樹脂でバレル内のNPTをフラッシングして下さい。バレル温度は次の樹脂の安全な作動範囲で落ちるのを確認してください。
5.汚れがまだ確認できるようであれば、#2と#3を繰り返して下さい。
<特殊な条件において>
〇204℃を超えた場合、ペレットが黒になる場合があり、パージ剤に黒いすじが出る事がありますが、洗浄による反応で問題はありません。次の樹脂でフラッシングされた際に黒いすじはなくなります。
〇ホットマニホールドシステムを動かす場合、ノズルとフロントエンドを10℃まで上げて下さい。NPTをマニホールドに直接入れて動かして下さい。NPTが機械から完全に出たら温度を下げて下さい。
〇押出成型ではスクリーンパックを外して下さい。
〇通気バレルでは手で洗ってベントをフタして下さい。ベントのフタができない場合は、NPTを少しずつベントホールに1/4入れて下さい。
〇NPTを最初に使う場合、蓄積された汚れがどんどん出る可能性があります。その場合は収まるまで続けて下さい。
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